2014年9月10日水曜日

ペルーボリビア旅行(クスコ編)

「チリ生活も折り返し地点なんだな」っとぼんやり思う今日このごろ、フラペチーノです。今更ですが、ペルーボリビア旅行の様子をお伝えします。



クスコにて
私たちはマチュピチュ前後で、それぞれ1泊ずつクスコに泊まりました。「マチュピチュへの玄関口」であるクスコ自体も、その景観の美しさから世界遺産に登録されています。そんなクスコでの旅行の様子をお伝えします。





クスコは標高が高い!!!

富士山の高さは3776mですね。因みにマチュピチュは2430mだそうですね。実はクスコは3399m!富士山8合目〜9合目という高さにクスコはあります。それが分かっているからか、とても空が近いように思えました。





しかし、当然のことながら、高山病のリスクがつきまといます。高山病に効くものとして、もちろん酸素があげられます。酸素缶はクスコの薬局で普通にうられており、私たちも購入しました。(2缶買ったけど、結局使い切らなかったですけどね)もう一つはコカです。南米原産の樹木なのですが、名前から察する通りコカの葉からコカイン(局所麻酔薬、麻薬)が抽出できるため、日本等先進国の大半ではコカインによる危険性から、コカノキ、コカの葉を含めすべて麻薬・麻薬原料植物に定められ、栽培・持ち込み・流通等が厳しく規制されている、という代物です。しかし南米(特にペルー・ボリビア)では、コカの葉は日常一般的に茶として飲まれており、コカ茶と呼ばれます。コカの葉自体は、コカイン濃度が薄いため依存性や精神作用は非常に弱く、特に高地では、コカの成分を体内に取り入れて、高山病の症状(頭痛、内臓の不快感など)緩和を期待して、旅行者を中心にコカ茶を飲む習慣があるそうです。(ホテルのフロントにもコカ茶がポットに入っておいてありました。)

しかし「いちいちお茶を淹れるのがめんどくさい」と思ったそこのあなた!!もっとハンディーな代物として、コカキャンディーなるものが売られていました。購入してみたものの、私は結局1粒も食べなかったです。(あまり高山病の症状を感じてなかったので。)これ、日本に持って帰れるんでしょうかもし持って帰れたとして、是非試してみたい方は私に声を掛けてください(笑)


クスコの街並は世界遺産!!!

クスコは1112世紀頃に建設され、インカ帝国の都として栄えたそうです。(現地のケチュア語でクスコは「ヘソ(=世界の中心地)」という意味) しかし、16世紀になるとスペイン人の征服がクスコにも及び、征服者たちは神殿や宮殿を破壊し、インカ時代の礎石の上にスペイン風の教会を建設していきました。なので、クスコはインカ時代の精巧な石組みと、スペインのコロニアルな建築物が融合した独特な雰囲気がありました。

最初に訪れたのはアルマス広場、クスコ市内の中でも特に美しい広場です。このアルマス広場を囲むように、教会や土産屋、レストランが軒を連ねていました。土産屋で目につくものといったら、やはりアルパカ製品でしょうか。値段はピンからキリまで、というほどではありませんが、日本より安いであろう商品もありました。私たちも自分用や家族用にマフラー等を買いました。




クスコではカテドラル(大聖堂)を見学しました。もともとインカ時代のビラコチャ神殿という神殿があったところに、スペイン側が1550年から100年かけて建てた、という教会です。残念ながら、写真撮影禁止だったのですが、中は本当に荘厳な教会です。銀を300t使ったという祭壇や、数々の宗教画が教会内部を飾っていました。





























私は個人的にこの教会の「最後の晩餐」という絵に興味を持っていました。普通「最後の晩餐」と聞くと、思い浮かべるのは、イタリアはミラノにあるサンタ・マリア・デレ・グラティエ修道院の「最後の晩餐」(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)ですよね?



もちろんクスコのカテドラルにも「最後の晩餐」は飾ってあります。もちろん基本的な絵の構成は同じです。キリストが晩餐中に「裏切り者(=ユダ)がいる」と言い、弟子たちが驚愕するというシーンですが、何が凄いかと申しますとテーブルの上の料理がローカルな感じで凄いんです!普通はパン、(ラム)肉が描かれているんですが、クスコの「最後の晩餐」にはパパイヤやキワノ、ペピーノなどのアンデスのフルーツが並び、そしてワインではなくチチャ(紫トウモロコシのジュース)が描かれており、真ん中には丸焼きのクイ(天竺鼠)が「これが私の最後の晩餐だったら死んでも死に切れないんじゃないかな」なんて、考えながら絵を眺めていました。




とにかく壮大なスケール+荘厳な雰囲気+ローカル路線が見事に融合した聖堂に行けて、本当によかったです。




そうだ、クスコのレストランに行こう

アルマス広場は一大観光地ということで、レストランも非常に充実しています。私たちが入ったレストランはRestaurant Cafe Bar Pucaraという日本人経営のペルー料理店でした。日本人経営ということもあってメニューが日本語表記!安心してオーダーできますよね。
これは他の人も所々で書いてたと思うんですが、ペルー料理美味しかった。でも、クイの丸焼きは挑戦する勇気がわきませんでしたけどね(笑)。でもアルパカは食べました!!好き嫌いが分かれそうではありますが、意外と美味しいなーと思いました。























「いやいや、そんな大層なレストランに行かなくてもいいよ」という人にはファーストフードをおすすめします。例えばKFCとか。しかし、クスコは街並が世界遺産ということで景観保護が厳しいようです。日本でなら、京都市の景観保護条例などと同じようなもんでしょうか。手前の黄色の建物がKFCだけど「カーネルサンダース、 So gooooood」って感じはゼロですね。

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