2014年7月15日火曜日

The Virtual Trip to "Clinica Las Condes"

みなさんお久しぶりです。
ポパイです。

日本はいよいよ夏といった感じかもしれませんが、こちらはかなり冷え込みが厳しくなってきています。

寒いです。

さて、今回は、私ポパイとマヨネーズ、そしてonちゃんが通わせていただいている、Clinica Las Condes (CLC) の紹介をしたいと思います!←今更ですが


そもそも、"Clinica Las Condes" って何…??

と思ったそこのあなた!

今から説明するのでご安心を。

「Clinica は英語のClinic に近いな!」というのは、誰しも考えるでしょう。

その通り!Clinicaはスペイン語で病院のことです。

では、残りのLas Condes とは一体何のことでしょう。

このブログを真剣に読んでくださっている方ならきっと分かるかと思いますが笑、Las Condes とは、サンティアゴ内の地域の名前です。

(ちなみに、辞書で調べたところ、Las は女性名詞複数形につく定冠詞、Condes は伯爵という意味のConde の複数形かと思われますが、Conde は男性名詞であり、そうすると文法的におかしい…。結局よくわかりません。まだまだスペイン語の勉強が足りませんね。どなたかお分かりになった方は是非教えてください笑)

このブログの中にも何回か登場してきたこの地域名ですが、このLas Condes 地域はサンティアゴ内でも高級住宅街であり、日本人の方々も多く暮らしている地域となっています。

そんな高級住宅街に立つ、チリ内でも有数な私立病院、それがClinica Las Condes なのです!

それでは、私たちが住んでいる家からClinica Las Condes までの道のりを紹介することにしましょう。

皆さんもチリに来ているつもりで、バーチャル体験をしていただければと思います!笑

Clinica Las Condes へ、レッツゴー!!


Clinica Las Condes までの道のり

まず、私たちが住んでいる家からClinica Las Condes まで行くには、ミクロ(バス)を使います。

日本と同じく、バスは406, 426, 430, C01, C01c などと、行き先に応じて名前が異なります。
(小文字のcの意味は未だによくわかりません…。)

C01c というバスが空いているので、私たちは毎朝それを狙っています笑

実際、以前のブログにも書いたように、バスの運転は超超超荒いので、座ることができないと乗って立っているだけで疲れてしまうのです。

さあ、バスに乗って揺られることおよそ20分、Clinica Las Condes 前のバス停に着きました。

バス停を降りると、天気が良い日はこんな眺めが広がります。

実に美しい。

雪に覆われたきれいな山々
また、Clinica Las Condes の近くには、手数料0でお金を下ろすことができる銀行のATMがあるのですが、なんと、そのATMがチリで流行りの爆破事件で壊されてしまったのです…泣

窓ガラスが割られ、天井も壊されています…

光が反射して少々見にくいですが、ATMが爆破されていますね、恐ろしい…
なので、今は手数料がかかってしまう銀行のATMからお金を下ろさざるを得ない状況に置かれています。

さて、少し話がそれましたね。

きれいな山々の方に向かって歩いていき、途中で病院が見えてきたら左に曲がって、いよいよClinica Las Condes ゾーンに突入です!

みなさん、準備はいいですか?


いざ、Clinica Las Condes へ!

さあ、みなさん憧れの、Clinica Las Condes 、Clinica Las Condes に到着しました!

Clinica Las Condes 
なかなかきれいですよね!

実は、この景色が撮れる前に、LACRC (Latin American Collaborative Research Center) という医科歯科の南米に置ける活動拠点のオフィスを通過しています。

少し、その中の様子も見てみましょう。


LACRC (Latin American Collaborative Research Center) 

LACRC のオフィスは、3号館(?)の2階にあります。

LACRC のオフィスがある建物の案内図
(絵がついていて、日本よりもわかりやすい!)

2階まで上ると、そこにはLACRC のオフィスが見えてきます。

LACRC のオフィス

さあ、中に入ってみましょう。

あ、先生と秘書さんがいらっしゃいます!

いつもお世話になっていますが、改めて1枚パシャリ。

イケメンが3人

ここは本当にきれいで居心地のよいオフィスです。

印刷物があるときや、先生に鏡検をお願いするときなど、こちらのオフィスにお邪魔させていただいています。

最近は、一緒に実験をしているonちゃんと頻繁にこのオフィスを訪れているので、「ちゃんと研究しているのか?」と思われていないか心配です笑

ちゃんとやっているつもりです笑

では、そろそろ私たちが研究をしているラボに向かうこととしましょう。


ラボまでの道のり

LACRC のオフィスとClinica Las Condes の病院を後にすると、少々物寂しい道に出ます。


Clinica Las Condes の病院を離れると、少々物寂しい道に

少々歩くと、左手にファストフード店が軒を連ねているのが見えてきます。

日本でおなじみのSUBWAYもあり、食堂のメニューに飽きてきた頃にたまに食べています笑

ファストフード店

通りを挟んだ向かいに、ラボへの門(?)があります。

ラボへ通じる門(?)

門を通り過ぎると、そこには、一面の駐車場が広がっています笑

無駄に広い駐車場

 このまま少し歩けば、いよいよラボが見えてきます!

僕たちが通わせていただいているラボ

「え、ちょっと待ってくださいよ!これって民家じゃないんですか?」

半分正解です。

どうやら、このラボはある民家を買い取ったものらしいです。

最初来たときはびっくりしましたね。

では、扉を開けて中に入ってみましょう!


ラボの中

ラボの入り口

ここのドアは閉まると自動的に鍵がかかるのですが、僕たちはその鍵をもらっていないので、写真の右下に小さく写っているインターホンを押して、中にいる方々に鍵を開けてもらっています。

鍵がほしい…。

そんなことはさておき、ラボの中はこんな感じです!

ジャーン!

ラボの中の様子

民家を改装しているとは思えないほど、ラボ感にあふれていますよね。

こちらもきれいで気持ちがよいです。

手前に2つ見えているのがPCRの機械で、奥の方にはインキュベーターなどがあります。

また、こちらとはまた別の部屋で、私たちはDNAの抽出や薄切などを行っています。

さて、先ほどの写真で階段があったかと思いますが、その階段を上って2階に行ってみましょう。

すると、そちらには先生の書斎と、ミーティングルームがあります。

ラボの方々とのミーティング開始前の様子

上の写真は、私とonちゃんのプレゼンテーションの前に、みんなでミーティングルームでピザを食べたときの写真です。

なんだか楽しそうに写っていますが、この後には激しいディスカッションが繰り広げられ、正直かなり疲れました…。

英語で自分の意見を堂々と述べるのにはまだまだ時間がかかりそうですが、精一杯努力しようと思っています。


いかがでしたでしょうか。

Clinica Las Condes への旅、楽しんでいただけましたか?笑

それでは今日はこの辺で失礼します!


¡Adios!

ポパイ




2014年7月10日木曜日

チリと日本で似ているところ、異なるところ #2

Hola!
こちらに到着してからちょうど1か月です。1か月って早いですね。研究自体があまり進んでいる実感がないのでちょっと焦ります…(;・∀・)

今回はマヨネーズに引き続きチリと日本で似ているところ、違うところについて書こうかなと思います。


*人・習慣*
喫煙者がほんっっっとうに多いです…老若男女に関係ありません。サンティアゴの大気汚染の一因を担っているのではないかと個人的には思ってみたりしています。
でも室内は基本的に禁煙なのでレストランの中や建物の中はスモークフリーとなっていて、もしかしたら日本よりも快適かもしれません。笑 バルコニー席などは喫煙可なのでできるだけ座らないようにしています。
そしてラテンアメリカだからかわかりませんが、みなさま歯が浮くような、日本人だったら言っても言われてもむずがゆくなってしまうような褒め言葉をさらっと口にします。特に女性に向かって、きれい、かわいい、などと言うことにためらっている様子がないです(/∀\*)
ついでにどのカップルもアツアツです。ちょっと目のやり場に困ってしまうこともありますが…幸せそうなので何よりですw



*交通―車&信号*
前にも誰かが書いたように田舎で車が少ない、というわけでもないのに下道でどの車も飛ばしています。信号が変わるぎりぎりまでスピードを落としません。信号も歩行者と車用の信号で変わる時間に差がなく、東西方向の信号が赤に変わってから南北方向の信号が青に変わるまでにかかる時間は1秒もないといった印象を受けます。また、歩行者に道をゆずるといった印象もあまりありません(^^;; 車は信号が変わるギリギリまでとばしてきますし、歩行者も見計らって信号無視をしている姿を目にします。よく事故が起きないなと感心します。笑 でも車の傷や汚れの多さから察するに特に市の中心部では擦るくらいの事故は頻繁に起こるのかもしれません…。
ちなみに車は全てマニュアル車、ブランドは旧市街ではChevroletHundai, KIAが多く、Las Condesなどの高級住宅街に近づくとToyotaNissanなどの日本車やアウディなどをみかける頻度が高くなっていきます。他に見かける車種としてはFord, Subaruなどの頻度が高めです。



*医療システム*
たまには少し真面目なお話も。笑
研究室の方に伺ったお話ですが。たまたま日本の病院のシステムってどうなってるの?と聞かれこんな話になりました。
日本の医療システムでは一般的には医療費の30%が個人の負担になっていますよね。特別な疾患や高齢者など、例外では1割負担だったり全額を国が負担してくれたり、といった形でサポートがなされています。でも、違いはそれだけでもちろん大きな総合病院では紹介状がないと5400円くらい余分にお金がとられるというシステムはあるものの、医療へのアクセスや公立病院、私立病院で大きな違いがあるわけではないと思います。(病院の多少のきれいさの差はあるかもしれませんが…笑)
チリの病院では、公立病院と私立病院では状況が全く異なります。公立病院は人々のための病院、私立病院はお金持ちのための病院といったイメージです。病院のある地域も、患者層も、きれいさも違います。3人の学生が研究をさせていただいているCLCも高級住宅街であるLas Condes地域にある私立病院の一つ。いらしている患者さんたちもお育ちのよさそうな方々が多いし、外装、内装共にきれいです。

こちらの写真はまだ工事中の将来のメインビルディングの中です。一見ホテルのロビーと見間違うくらいにきれい!!!です(*´∀`*)

一方、チリ大学付属病院をはじめとする公立病院と言われる病院では、科にもよりますが廊下には順番を待つ人が列をつくり、聞いた話ではある手術を受けるのに1年待ち、などといった状況も生じているようです。人々は収入によってA, B, C3クラスに分けられ、それぞれの収入に応じて支払う医療費の割合・額などが変わるようです。もちろん病院の中もきれいとは決して言えません。いらしている患者さんもCLCなどとは違うなということを肌で感じました。
チリ大附属病院外観

パスカル

2014年7月2日水曜日

Cal y canto駅からチリ大学まで

「少しは体を動かさなければ」と思って、最近Cal y canto駅からチリ大学までのおよそ1km強の距離を歩いています。時間にしておよそ20分という所でしょうか。その道のりで気になったことや、チリ大学の中の紹介をしたいと思います。

Cal y canto駅

Cal y canto駅の近くにはセントラル市場 Mercado Centralがあります。魚介を売っているお店が目につきますが、日本とは売られている魚が違います。ある程度観光地化されているようで、観光客の姿も見受けられます。この市場にはレストラン街のようなものが併設されているのですが、ほとんどAugustoというレストランに占められています。いつかこのレストランで食事がしたいと思います。





Independecia通り

 Cal y canto駅からチリ大学まではIndependecia通りを直進していきます。この通りはなかなかの交通量ですが、面白いのは4車線あっても時間帯によっては一通ということでしょうか。日本人からすると大通りが一通というのは大変そうだと思うのですが、チリでは普通のことです。
 もう一つ面白いことは、Independecia通りは「布地ストリート」ということです。日本なら、神保町に古本屋、合羽橋に道具屋、といった感覚でしょうか。Independecia通りを歩くと、数十軒もの布地店が軒を連ねています。また関連して、糸やボタンを売る出店が十数店あったり、ミシン屋もあります。










落書き…

 チリのどこでも同じかどうかは知りませんが、落書きされていない建物なんてないんじゃないか、と言いたくなるほど落書きが多いです。下手くそな落書きこそ少ないですが、圧巻です。











犬…

 野良犬に出会わずに大学に行くことは不可能なほど、野良犬の宝庫です。しかも面白いことに、野良犬のほとんどは大型犬です。最初見たときには「怖いな」と思いましたが、野良犬は基本的にフレンドリーですし、横断歩道も交通ルールを守って渡っています!因みに、私は大学の建物の中で、シェパードとすれ違いました。この時期野良犬は暖かい所を探して夜を明かしているようで、地下鉄の駅へ至る階段ではこんな光景が見られます。(地下鉄駅構内から比較的暖かい風が吹いてくるからだと思います。)


冬だから?…

 南半球は日本と逆の季節となりますので、今秋〜冬といった季節です。その影響なのか定かではありませんが、夕焼けの赤さは目を見張るものがあります。また朝方の霧の深さにも驚かされます。視界は数十mぐらいしかききません。



マクドナルドがちょっと違う…

 
チリ大の目の前にマクドナルドがあり、昼時ともなれば学生で混み合っています。初めて知ったのですが、フィレオフィッシュバーガーはありません。アボカドペーストがのったバーガーがあります。またフライドポテトにはマヨネーズがついてくるようです。また店の外には国旗が掲げられています。









チリ大に到着しました

 チリ大には私を含めて3名の学生が通っています。医学部棟は昼間でも少し薄暗い感じです。中庭もありますが寂れた雰囲気があります。カフェテリアでは学食が用意されているようです。また出店では各種のお菓子を購入できます。軽食店のようなお店もあり、学生や教職員でにぎわっています。その軽食店の横に本屋があるのですが、さすが医学部棟だけあって、。私たちにも多少なりともなじみのある本も見かけます。

























チリ大図書館は美しい


医学部棟には図書館が併設されているのですが、
この図書館は非常に美しい建物です。半円型なのですが全面に窓をもうけていて、かつ天井が吹き抜けなので、明るく開放感があります。図書館といっても、本が漫然と並べられているというよりは、学生たちが集まって勉強したり、談笑したりしている空間といったほうが近いかもしれません。