2015年4月17日金曜日

PATAGONIA! 後編

Hola! スペイン語を使っている人には思わず話しかけたくなってしまいます。
マヨネーズです。

御茶ノ水や秋葉原でスペイン語話者を見かけることはなかなかないですが、渋谷や代官山ではちょくちょくみかけます。
こないだは電車の中でウルグアイ人の集団と出会いました。やはりスペイン語をしゃべれる人は多くないのでしょう、思い切って話しかけると非常に陽気に接してくれました。短い間ながら楽しい時間でした。
ペルーやメキシコの方は帰ってきてからお会いしますがなぜかチリ人には会いません…

さて、パタゴニア3連投稿の最後をお届けします。

プンタアレナス


プエルトナタレスからさらにバスで南下(3時間ほど)して、プンタアレナスへ。この半年の中でいちばん南の地点!サンティアゴに戻るための空港があるため(サンティアゴとパタゴニア間の国内便はここしか選択肢がない)来ましたが、こちらは、プエルトナタレスと比べると結構発展した街。ペンギンの生息地があることととマゼラン海峡で有名です。また南極への旅の起点ともなっているそう。

マゼラン海峡を望む

マゼラン海峡まで近づくと写真撮影用の像などもありました。
中心の広場には小さな民芸品店が。あとカジノがあることでも有名だそうです。
広場の近くにはレストランが多い有名な通りがあり、わたしたちはそこの中のLa lunaというカフェに行きました。

la luna

チリビールといえば、いつもは薄いけど安いCrystalを飲んでいましたが、地ビールの代表はValdiviaのkunstmannかこちらプンタアレナスのAustral。オウストラルは高いですがおいしくて、味も種類があります。カラファテ(パタゴニア地方名産の実)味もあり、すこしベリーの味がしておいしい!

チリビール最高級、austral

このカフェ有名なようで、各地からのお札や名刺などが貼ってありました。それを眺めているだけでもとても幸せ。
そして小さい女の子が「どこからきたのー!」と話しかけてきました。この町のスーパーでも同じ経験をしました。もしかしてプンタアレナスまで来る東洋人の女性って少ないのかな?

各地から人が

ペンギン


keegoの家族(?)にあいにオトウェイ湾というところに行きました。プンタアレナスからは1時間ほど。マグダレナ島という方が有名で、フェリーに乗って行って水鳥も見れるそうなのですが値段が倍しましたのでこちらで。
正直ちょっと値段が高いかなー(野生のペンギンを見るだけなので)という印象。
でも本当の野生のペンギン!鳴き声をきき、よちよち歩きを見て、砂浜から巣穴のある草原まで移動する姿はとてもかわいらしかったです。
雨が降り寒かったのもあり写真がありませんが笑、営巣地自体、海辺の綺麗な空間でした。


パタゴニアレポートはこれにて終了!
便の悪さや物価の高さ、天気の不安定さなど、日本からわざわざ南米に来ることを考えると障壁になる要素も多いのですがそれを差し引いても素晴らしい大自然に囲まれる経験は本当に最高でした。ペルーやボリビアに負けずチリにも見所がある!と胸を張っていえます。

それでは、nos vemos!

2015年4月11日土曜日

PATAGONIA! 中編

こないだ知り合ったメキシコ人の旅人に読み終わったからと本をもらいました。マヨネーズです。
スペイン語が使えると様々な国の人としゃべれるのは本当に楽しいなあと思います。

パタゴニア中編と題して、チリ側のパタゴニアの旅の様子をお届けします。

プエルトナタレス


アルゼンチンの街、エルカラファテからバスで5時間ほど(バスはエルカラファテで当日かえました)。早朝発でお昼頃着、チリへ帰還!
プエルトナタレスはエルカラファテとは違ってあまり観光地化されていない小さな町です。
しかしチリ側パタゴニア:パイネ国立公園の観光の拠点となっています。


まちの標識にミロドン

パイネ国立公園


パイネ国立公園では広大な自然と駆け回る動物たちや独特の植物といった、心を奪われる絶景が広がっています。これらを臨みながらトレッキングすることがポピュラーです。

パイネのトレッキングコースの多様さ
(http://www.andes-nippon.com/chile/ptg/trekking.htmlより)

トレッキングコースについてはANDES NIPPON TOURISTのページがよくまとまっているので参照してください。

私たちは1日目に国立公園の見どころを巡るバスツアー、二日目には国立公園のシンボルであるtorres del paineまで往復する7時間トレッキング、という楽しみ方をしました。上記のサイトでは①のトレッキングコースです。

なお、入場にあたって入場料がかかります。一回払うと2日分。
チリのカルネを持っていると半額なので留学生はカルネを忘れないように。

パタゴニアの天気は悪天候の頻度が高いです。一日綺麗に晴れるということはないと思われます。私たちも一日目は天気に恵まれませんでした。長めの旅程を組むことを勧めます。

国立公園一日ツアー


ミロドンの洞窟、パイネグランデを臨む展望台、サルトグランデ滝、氷河のかけらが流れるグレイ湖など、公園内の見どころをバスで巡ります。その過程ではグアナコなどの動物たちが駆け回る様子も見ることができます。
絶景の連続。
生憎の悪天候

グレイ湖

なお公園内非常にお昼御飯が高いので(サーモンの切り身で2000円くらい)自分でもっていくのがベストだと思います。



トーレスデルパイネトレッキング


トーレスデルパイネは、公園の名前・シンボルともなっている、三本の岩。こちらを目指して往復する7時間トレッキングコースです。
日帰りはぎりぎりと言われており、時間の管理は必須。朝のバス(10時ごろ。本数が少ない!)に乗って出発です。
まずは草原地帯をみながら丘陵越え、眼下に川の流れを臨みながらの尾根越え、平坦でもののけ姫の世界のような気に囲まれた地帯を越え、最後は急な岩場を上っていきます。素晴らしい風景とその変化を楽しんでいると7時間はそこまで長く感じませんでした。

公園の遠景を臨みつつ登り始める

コースはなかなか勾配もあり、切り立った場所を強風の中通らないといけない場面もあるのでそれなりに恐怖感もありました。軍手や防寒具などは必須ですし、それなりの気持ちで臨む必要性を感じました。

途中には川も

1/3(森林地帯に入る前)・2/3(岩場に入る前)のところで休憩所がありました。前者(上の写真に写っている)には、事前予約制のキャンプ地もあり。中に地図が貼ってあり、各地からのメッセージが沿えてありました。

torres del paineをみに世界中から人が

Calafate

パタゴニア地方に独特なこの実は、食べるといずれまたパタゴニアに帰ってくるといいつたえられています。
カラファテグッズ、たとえばお酒やジャムなどはプエルトナタレスでもありましたし、エルカラファテでは本当にたくさん。エルカラファテでの入手を勧めます!ブルーベリーに近いですが独特の味です。


狭い道を馬が通ることに仰天



7時間トレッキングの果て


最後の岩場に至るともう足が悲鳴を上げていました。何度もこけました。雨にも降られズボンは汚れ。
しかし、とうとう目にしたトーレスにただただため息。それまでの景色も、トーレスも、忘れられないよう目に焼き付けました。本当に素晴らしい経験でした。


最後の街、プンタアレナスについてはまた別記事でお届けします。
それではnos vemos!