今週はチリでの研究成果発表会がありました。それについてはまた記事を書くかもしれません。
ラボの先生方のアドバイスもあり、良い発表にできたのではないかと思います:)
さて、今回は私の所属している研究室について、簡単に紹介をいたします。
チリ大学医学部キャンパス。 右側部分は図書館 |
キャンパスの素敵な中庭 |
私はチリ大学の統合生理学教室というところに所属して、急性腎障害と関係するタンパク質FGF23、それらと連関するいくつかのタンパク質について研究を行っています。
主な手技としては、サンプル中の目当てのタンパク質を定量するウエスタンブロット法やELISA法、それに先立ってサンプル中のタンパク質濃度を測定するブラッドフォード法などを行っています。
ここでは私の所属するラボに加えて二つのラボが共同で研究室を使用しています。そのためメインの部屋は広く開放感のある大部屋になっています。その他に実験機器の置かれた部屋、細胞培養室、教授や先生方の部屋、他の研究室と共同で使用しているダイニングなどがあります。
ラボの大部屋 |
ラボの入り口の表札。 三つのラボが共同で使用しています |
研究室の雰囲気はとても良く、研究について真剣に話し合うこともあれば、楽しく雑談を交わすこともあります。
ラボのウェブサイトに、私の写真もちゃっかり載っています笑
→http://www.cmcmed.cl/integrative-physiology/
次に、私と関わりのあるメンバーの一部を簡単に紹介します。
私を主に指導して下さるスーパーバイザー(A先生とします)は、英語の非常に堪能な方であり、私にとっては発音・速度ともネイティブと変わらない英語のように感じられます。*1
最初の一週間ほどは先生の英語を聞き取るだけで精一杯という場面もありましたが、徐々に会話のペースに慣れ、こちらから積極的に意見を出したり質問をしたりできるようになりました。A先生からは実験の手技を教わったり、研究計画のアドバイスを頂いたりと、全般的にお世話になっています。
教授(B教授とします)はとても気さくな方であり、ラボを歩き回りながら研究室メンバーや私に「やあ、実験はどう?」と声をかけて下さいます。B教授からは研究計画や実験の詳細な設定についてアドバイスを頂いた他、8月の中間発表の際には私のプレゼンテーション練習をチェックしてプレゼン方法について実践的なアドバイスをして頂きました。
秘書さん(Cさん)は何かと私の生活を気にかけて下さり、空いた時間や昼食時によく休日や余暇の話、最近のチリの世間話などをしています。また、チリの家庭料理を自宅から持ってきて昼食に振る舞って下さったこともありました。
また、私の机の隣に座っている研究員(Dさん)からはスーパーバイザーが席を外している時に実験のコツや必要な溶液の準備方法等について教わることが多いです。この方のアドバイスにより実験失敗を免れたことが何度もありました…(感謝)。それだけでなく実験の合間によく雑談を交わしたり、冗談を言い合ったりしていて、そのようなちょっとした会話が単調になることもある実験の清涼剤になっています。たまに「スペイン語で喋ってみてよ」と言われます。私が拙いスペイン語を話すと”muy bien(very good)!”と言って下さるので嬉しいです笑
また、11月の研究成果発表の際には、A先生、B教授,Dさんだけでなく他の研究員の方々にも私のプレゼン練習を見て頂き、本番に備えることができました。
この研究室ではスーパーバイザーだけでなく他のメンバーの多くとも英語で問題なくコミュニケーションをとることができます。お互いに英語ノンネイティブの先生方と私が英語を使って意見を交わし、共に研究をできることは本当に素晴らしいです。
私の実験はほぼ終了し、結果をまとめる段階に入りました。ラボに行くのはあと4日間の予定なので名残惜しいです…
しっかり研究をまとめて帰国できるよう、あと少し頑張ります!
Keego
*1 先生の発音はほぼ完璧ですが、yellow, yesterdayなどのyの発音を聞くとあれ??と思うことがあります。このようなチリ人の英語については別の機会に書ければと思います。
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